ブダペスト祝祭管弦楽団&神尾真由子
[指揮]イヴァン・フィッシャー
[ヴァイオリン]神尾真由子
[管弦楽]ブダペスト祝祭管弦楽団
日時 |
2010年6月20日(日) 15:00 開演 14:00 開場 |
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会場 | ザ・シンフォニーホール |
料金 | A 12,000円 B 10,000円 C 8,000円 D 6,000円 【公演終了】 |
一般発売日 | 2010年1月24日(日) |
優先予約日 | 2010年1月22日(金) |
プログラム | ロッシーニ:歌劇 「アルジェのイタリア女」序曲 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 op.98 |
お問い合わせ先 | ABCチケットセンター 06-6453-6000 |
神尾真由子が欧州最高峰のオーケストラと奏でるメンデルスゾーン!
ブダペスト祝祭管弦楽団&神尾真由子
遠く9世紀にウラル山脈の東方からやってきたアジア系騎馬民族によって築かれた国、ハンガリー。欧州では珍しいアジア系の国家として、「ヨーロッパに投げられたアジアの石」との別名もあります。苗字を名前より先に書いたり、赤ちゃんのお尻に蒙古斑があるなど私達日本人と共通する点も多く、ハンガリーを訪れた人は「どこか懐かしい感じがする」と口を揃えます。
1983年、このハンガリーの若い世代の演奏家の中から選び抜かれた精鋭たちが集められ、
オーケストラが作られました。「祝祭」という名が示すとおり、当初の活動は年に3、4回のコンサートが中心でしたが、設立メンバーでもある鬼才イヴァン・フィッシャーの手によってフルタイムのオーケストラへ発展。そして今や世界トップ10に数えられるオーケストラにまで成長しました。
峻烈な音響美を奏でる現代の巨匠フィッシャー、そして豊かな個性と高い技術力を持つオーケストラという極上の組み合わせに華を添えるソリストが、ご存知大阪の生んだスーパー・ヴァイオリニスト、神尾真由子さん。神尾さんがザ・シンフォニーホールに初登場したのは、1996年の五嶋みどりレクチャーコンサート。このとき神尾さんはわずか9歳!それ以来神尾さんは節目節目でこのホールで鮮烈な演奏を聞かせてくれました。
さて、神尾真由子×ヴァイオリン協奏曲というと誰もが思い出すのがチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でしょう。しかし今回お届けするのは、チャイコフスキーと人気を2分するメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲です。わずか1小節半の前奏の後始まるあまりにも有名な哀愁のメロディーは、古今東西のクラシック名曲の中でも屈指の名旋律といえるでしょう。華麗な技巧とメンデルスゾーン独特の柔らかく美しい旋律が全曲にわたって流れる名曲中の名曲を神尾真由子さんの1727年製アントニオ・ストラディヴァリウスはどのように歌い上げるのでしょうか?
そしてプログラムのもうひとつの目玉が、ブラームス52歳の時に作曲された最後の交響曲、第4番。全編を通して流れる枯れた味わいは、痛々しいほどの切なさを伴い、私たち聴くもの全ての胸を打ちます。
ヨーロッパでありながら、アジア的な大地の香りがする国ハンガリーからやってくるブダペスト祝祭管弦楽団。彼らの持つ不思議な包容力と、ストイックにヴァイオリンと向き合う神尾真由子さんの共演は必聴です。