赤ずきんちゃんの祖母は“ザ・大阪のおばちゃん”
リチャードが新境地を開く!?
今回からは「森の童話三部作」の最終章、「赤ずきんちゃん!」が開幕。
原作のあらすじは、お母さんに頼まれておばあさんの家へおつかいに行く赤ずきんちゃんが、森で出会ったオオカミにだまされ、寄り道をしたことでおばあさんも自分も食べられてしまうが、通りがかった猟師がオオカミを撃ち、2人を救出してくれる、という物語。
今回の舞台は原作とは違い、赤ずきんちゃんが主人公ではなく、赤ずきんちゃんを取り巻く「家族」を描いた物語。メインはリチャード演じる赤ずきんちゃんの祖母と小島演じる赤ずきんちゃんの父・猟師ケン。しかし、親子である2人はある問題を抱えていた…。
第18回公演 森の童話三部作「赤ずきんちゃん!」(第1話)
赤ずきんちゃん(佐野)とオオカミに銃口を向ける猟師ケン(小島)。そこへ銃声が鳴り響き、オオカミが崩れ落ちていく。銃声の主は、ケンの母親である赤ずきんちゃんの祖母(リチャード)だった。赤ずきんちゃんがオオカミに食べられたと聞いてケンのもとへ飛んできたのは、別れた妻のセイコ(末澤)。ところが、家にはなぜか好青年風なオオカミ(正門)がいた。自分の娘を食べられたにも関わらず、平気な顔でオオカミと一緒にいるケンに、セイコは嫌気がさす。
●脚本・演出 山口茜(サファリ・P)