第3回の芸人旅は、東野も勝俣も「まったく予想がつかない」という芸人が登場。東の芸人に選ばれたのは、「M−1グランプリ」のファイナリストになって大ブレイクした漫才コンビ、ナイツの塙。マシンガンのようにテンポよく繰り出すボケは芸術の粋に達するほどで、言わずと知れた関東を代表する“ボケの安打製造機”だ。対する西の芸人は、今年、上方漫才大賞・奨励賞も受賞し、波に乗るシャンプーハットの小出水。イケメンでありながら下ネタが大好きな天才肌のボケ職人で、関西の“キング・オブ・ボケ”として定着している。
東の芸人代表の勝俣が、「塙君がロケに行ったり、ピンでやっているのをあまり見たことがない」と不安を覗かせると、東野も「ボケ芸人同士だけに、どっちが突っ込むのか・・・」と予測不能の様子。だが、勝俣が塙の意外な女性の趣味を明かし、一縷の望みを残す!?
塙と小出水の2人旅は東京・浅草駅で待ち合わせ。人見知りの小出水は、他事務所の、それも浅草芸人の代表のような塙の登場に心底、驚いた様子で、「後輩とはいえ、他事務所やから、お腹が痛くなりそう」と不安げ。一方の塙は地元だけあって、「お互いにボケられたら」と意欲を見せる。今回の旅は、間もなくオープンする東京スカイツリーを眺めつつ、浅草寺界隈を散策。江戸前寿司の名店「壽司清」で絶品寿司に舌鼓を打ち、浅草芸人の聖地であり、ピートたけしの名曲「浅草キッド」にも歌われる伝説のくじら屋「捕鯨船」で歌に出てくる一品を味わう。さらに、下町情緒あふれる銭湯「斉藤湯」で旅の疲れを癒し、浅草ビューホテルでお泊りするというコースだ。ともにボケ担当の2人で、冒頭からボケ倒すのは小出水。だが、そんな小出水のボケを塙がまさかまさか、連続でスルーする。これにはスタジオの東野が「こいちゃんがかわいそう!もう、撤収や!」とお怒りモード。だが、勝俣は「オレもポカーンだよ」と、小出水のギャグが東京では通じないようで。平行線をたどる2人の旅にスタジオの2人も心配を隠せない。はたして、小出水と塙の距離は縮まるのか!?そこには、芸人ならではの奇跡の瞬間が待っていた!同じ芸人同士、将来の悩みもある。小出水の東京進出に対する考えや、ナイツが忙しくなっても漫才を続ける理由など、スタジオの2人もウルウル来たという包み隠さないトークは必見!