岐阜の豊かな名水を巡る旅
(ゲスト:中山忍)
《美濃市》
長良川の交通の要所として古くから栄えてきたのが、岐阜県中南部に位置する美濃市。街を彩るのは、江戸時代に活躍した豪商の家々。「うだつ」と呼ばれる防火壁が特徴的。当時は富の象徴とされ、豪商たちが競って屋根にうだつを上げた。
手造 らんたんや
美濃市で代々続く堤火照明店。女性職人の加納さんが一つ一つ手作りしている。
使っているのは1300年の歴史を誇る美濃和紙。和紙職人のご主人が長良川の水で手漉きしたもの。
美濃和紙は去年、無形文化遺産への登録が決まり、その魅力が世界中から注目されている。
もともと灯りを通す目的で作られた美濃和紙は、丈夫で破れにくく提灯づくりに最適。
【住所】
岐阜県美濃市加治屋町
1968
【電話】
0575−35−1409
【営業時間】
10:00〜17:00
【定休日】
水曜
(※祝日の場合は木曜)
第1・3・5木曜
【料金】
置きらんたん
3,400円〜
養老ミート直営 飛騨牛焼肉 赤べこ
県内指折りの飛騨牛精肉店「養老ミート」が直営する焼き肉店。
お店で出すお肉はその日に工場で精肉されたばかりの最高級A5ランクの飛騨牛を味わうことができる。
【住所】
岐阜県岐阜市宇佐東町
13−9
【電話】
058−214−8829
【営業時間】
17:00〜24:00
【定休日】
不定休
【料金】
飛騨牛三点盛り
2,268円(税込)
牛タン厚切り
1,944円(税込)
《下呂温泉》
名水が潤す岐阜は、温泉も豊富に湧き出している。その一つである、日本有数の温泉地、下呂温泉は1000年以上の歴史を持ち、有馬、草津と並び日本三名泉に選ばれている。気軽に楽しめる足湯が多いのもこの温泉街の魅力。柔らかな湯質は美人の湯としても評判が高い。
下呂温泉 水明館
飛騨川沿いに建つ、街随一の老舗旅館。およそ80年の歴史を持つ純和風の落ち着いた館内が魅力。12月〜3月の毎週土曜日の夜は、目の前の川からあがる花火を見ることができ、贅沢なひと時が味わえる。
【住所】
岐阜県下呂市幸田1268
【電話】
0576−25−2800
【料金】
1泊2食付 1人
27,000円〜(税込)
※花火は12月〜3月の毎週土曜日夜8時半から
高賀の神水庵
関市の洞戸地区の山の中にある年間20万人が訪れる県内一の人気名水ポイント。井戸で汲みあげているのは、1億年も昔の地層から染み出している天然水。まろやかで口当たりが良いのが特徴。
【住所】
岐阜県関市洞戸高賀
【営業時間】
●4月〜11月
7:00〜18:30
●12月〜3月
7:30〜18:30
【初穂料】100円
《揖斐川町春日》
揖斐川町春日地区は室町時代から続くお茶の産地。水が潤す豊かな土壌が上質な茶葉を生み出してきた。この地域で特にたくさん栽培されているのが、古の時代から受け継がれている在来種と呼ばれる品種。
他の茶畑とは違うぼこぼことした畑が特徴で、現在は、全国で1割も生産されていない貴重な茶葉。冬は新茶の熟成が進み、お茶の味に最も深みが出る季節。地域ではその味わいを知ってもらうため、お茶挽き体験を開催している。
かすがモリモリ村リフレッシュ館
茶農家さんが手掛けたお茶や農作物を販売している直売店。
予約をすれば、お茶挽きの体験ができる。
【住所】
岐阜県揖斐郡揖斐川町
春日六合3429
【電話】
0585−58−0001
【料金】
お茶挽き体験
(お茶点て付)
1,000円
※要予約