2013/09/07放送
海外の旅

≪リスボン≫

ヨーロッパの西の果て、大西洋を望むポルトガル共和国。大航海時代、ここから日本にも様々な文化が伝わった。首都リスボンは「7つの丘に囲まれた街」という異名を持つほどとても起伏の激しい街。そんなリスボンを巡るなら街中を走る市電が一番。

市電

いくつかの路線があり、リスボンのいたるところを走っている。
教会や観光スポットの近くに必ず停車駅があるので街めぐりに便利。

お問い合わせ先
【料金】乗車料 1日券 6.5ユーロ(約850円)

Mosteiro dos Jerónimos (ジェロニモス修道院)

ユネスコの世界遺産に登録されているジェロニモス修道院。ポルトガルが光り輝いた大航海時代、インド航路を開拓したバスコ・ダ・ガマなど偉大な航海士たちを称え造られた。1502年から約300年もの歳月をかけて造られたこの修道院。香辛料の取引で得た莫大な資金が建設に充てられたといわれる。ポルトガル独特の装飾様式が用いられた回廊。当時、日本から訪れた少年使節団もその美しさに息をのんだ。

お問い合わせ先
【料金】大人一般 7ユーロ(約920円)

Pastéis de Belém (パステイス・デ・ベレン)

日本でエッグタルトと呼ばれるお菓子は、リスボンが発祥でジェロニモス修道院で誕生した「パスティス・デ・ナタ」というお菓子が世界中に広まったもの。ポルトガルに来たら誰もがここの「パスティス・デ・ナタ」を食べるというほど世界的に有名なお店。1日、1万5000個も売れる。

お問い合わせ先
【住所】Rua de Belém, 84 - 92 Lisboa
【料金】Pastel de Belém パステル・デ・ベレン(エッグタルト)
    1個 1.05ユーロ(約140円)

《リスボンちょこっとガイド》

ポルトガル語には金平糖をはじめ、パンやボタン、コップなど、ポルトガルから伝わりそのまま日本語の名前になっているものが多い。特に関西エリアで「ひろうす」と呼ばれる食材も実はポルトガルから伝わったもの。ポルトガル語では「Filhós(フィリョース)」漢字で書くと「飛竜頭」。ポルトガル語をそのまま漢字にしたのがよくわかる。日本ではおかずだが、ポルトガルのヒロウスは砂糖をまぶして食べる揚げパン。

Palacete Chafaris D’EL Rei
(パラセッテ・シャファリス・デル・レイ)

かつての大富豪の豪邸を改装し、2011年に誕生したホテル。公共空間はアンティークに彩られた歴史的な雰囲気だが、お部屋は近代的な造り。最上階の部屋はリスボンの街を見渡せる。

お問い合わせ先
【住所】Tv. Chafariz del Rei, 6 1100-140 Lisboa
【ホームページ】www.chafarizdelrei.com
【料金】宿泊 1室1泊朝食付き 380ユーロ(約49800円)

Churrasqueira Santo António
(シュラスケイラ・サント・アントニオ)

街で評判の大衆食堂。バカリャウは一度食べたら忘れられない味。
他にもイワシの炭焼きやコロッケなど日本人になじみ深い料理がたくさんある。

お問い合わせ先
【住所】Rua dos Bacalhoeiros, 133 Lisboa
【料金】バカリャウ・ア・ブラース(干し鱈とジャガイモの玉子とじ) 7ユーロ(約920円)
クエとエビのリゾット 8ユーロ(約1050円) /イワシの炭焼き 7.50ユーロ(約980円)
干し鱈のコロッケ 1個 0.80ユーロ(約105円)

Castelo de São Jorge (サン・ジョルジュ城)

かつては要塞として使われていたが、現在は街の人が集う公園になっている。夕暮れ時にここから眺めるリスボンの街並みはまさに絶景。

お問い合わせ先
【入場料】7.50ユーロ(約980円)

Tasca do Chico (タスカ・ド・シッコ)

「ファドバディオ」と呼ばれる地元の人たちが集まるライブハウスのような場所。披露されているのは「ファド」と呼ばれるリスボンの下町で生まれた音楽。お酒を片手にファドを聞くのが、この街の夜の楽しみ方。

お問い合わせ先
【住所】Rua do Diário de Notícias, 39 1200 Lisboa

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