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「将来の捜査に支障が及ぶ」 赤木さんの妻への文書開示認めず 森友改ざん訴訟で大阪地裁が棄却

09/14 19:08 配信

 森友学園をめぐる問題で亡くなった赤木俊夫さんの妻の訴えは裁判所に退けられました。

 近畿財務局の職員だった赤木俊夫さん(当時54)は、森友学園との土地取り引きをめぐる公文書の改ざんを指示され、2018年、自殺しました。

 妻の雅子さんは2021年、財務省などが検察に提出したとされる改ざんに関する資料について開示するよう求めましたが、財務省側は、「捜査に支障を及ぼす」などとして、資料の有無を含め開示しませんでした。

 雅子さんは、この決定を取り消すよう求めて提訴。「検察の捜査はすでに終了した」と指摘し、「資料の有無も明らかにしないで不開示とした決定は違法」と主張していました。

 14日の判決で大阪地裁は、情報を開示することで、「将来の同種の事件が起きたときに、捜査に支障が及ぶ」と認定し、「不開示決定は適法」と、雅子さん側の訴えを棄却しました。

 雅子さんは、「あまりに酷い判決でした」とコメントし、今後、控訴する方針だということです。

最終更新:09/14 19:08

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