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2年前の水管橋崩落事故を受け 和歌山市が水漏れ防止カバーを開発 11月に実証実験へ

10/02 16:01 配信

 和歌山市が、2年前に起きた水道橋の崩落事故を受け、大型の水道管にも対応できる水漏れの防止カバーを開発しました。

 和歌山市企業局は2日、大成機工株式会社、日本ニューロン株式会社と共同開発した大型の水道管の漏水防止器具を発表しました。

 この器具は送水管の接合部分に取り付けられる特殊な蛇腹状のジョイントで、従来のものの4倍にあたる20センチほど伸びるため、地震などの振動を吸収し、水道管の破断や漏水を防ぐことができるということです。

 和歌山市では2年前に六十谷水管橋が崩落し、6万世帯で断水が起こったことから、再発防止の一環で去年9月から開発を進めていました。

 復旧した六十谷水管橋の1ヵ所で、11月中に実証実験を行う予定です。

 和歌山市は、器具はいまある水道管の外部に設置できるため、工事の際に断水させる必要もないとして、全国で採用されることに期待を示しています。

最終更新:10/02 16:05

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