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何がメリット? 全国的に増えている公立の“小中一貫校” 大阪・中之島にも来春開校

10/04 18:47 配信

 最近全国的に増えている公立の小中一貫校。大阪・中之島にも来春、「大阪市立中之島小中一貫校」が開校します。先日開かれた学校説明会は超満員で立ち見が出るほど。

 一体どんな学校ができるのでしょうか。

 教育目標は「グローバルな視点をもつ子どもたちを育てること」です。
 小中の9年間で英語教育に力を入れるほか、「eスポーツ部」といったイマドキな部活動が設置されます。

  一般的な公立小学校・中学校とのいちばんの違いは「一貫性」です。
 ①小中学校の先生が同じ学校内にいることで、進学する際の児童の情報共有がスムーズに。
 ②いわゆる中1ギャップと呼ばれる、友達がかわるなどの「環境の変化」がないので子どもたちもスムーズに進学。
 ③例えば英語は中学校で教えている先生が小学校も教えるなど、勉強にも一貫性がある。

 (説明会に参加した保護者)「中学校の英語専門の先生が小学校の英語も教えてくださるというところが、いちばんよいかなと」、「プールの床の高さが変わるとか、吹き抜けでコミュニケーションのとれるスペースができたりとか、そういう設備とか環境とかが整ってていいかなと」

 (説明会に参加した児童)「eスポーツ部みたいな感じで書いてて、それ面白そうやなと」

 来年度は1学年2クラス編成で、小学校新1年生から中学校新2年生まで8学年の児童・生徒を募集します。通学は市内全域から可能で、応募者多数の場合は抽選になるということです。

 (楠井誠二・大阪市教育委員会首席指導主事)「新設で歴史も伝統もないところからスタートするので、子どもとか、保護者、地域の方と一緒に作り上げていける、伝統を作っていける学校にしていきたいなと思っております」

最終更新:10/04 18:47

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