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犯罪被害者の救済・補償を「国は放置している」 北新地放火殺人事件の遺族らが改善訴える 兵庫・尼崎市でシンポジウム

10/15 18:30 配信

 犯罪被害者の救済や補償を考えるシンポジウムが開かれ、北新地放火殺人事件の遺族らが補償の充実などを訴えました。

 シンポジウムは「犯罪被害補償を求める会」が活動開始から15年を迎えたのを機に開かれ、2021年の北新地クリニック放火殺人事件で夫を亡くした女性が、現在の被害者補償制度の問題点を挙げ、改善を強く訴えました。

 (夫を亡くした女性)「(加害者死亡で)民事訴訟を起こす機会すら、謝らせる機会すら持たせてもらうことが出来ない」「賠償金が支払われることはほぼなかったとか、それを国は放置している状態」

 出席者からは、「事件を起こした人間に補償を求めてもどこにも救いがなく、国の補償が必要だ」など、犯罪被害者給付金の充実などを政府に求める声が相次ぎました。

最終更新:10/15 18:30

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