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藤井聡太八冠が早くも防衛戦 舞台の京都・仁和寺は縁起のいい「8」づくし? “勝負おやつ”は和菓子の詰め合わせ

10/17 17:50 配信

 先週、前人未踏の将棋のタイトル独占を達成した藤井聡太八冠。偉業達成後、初めての対局が17日、行われました。

 八冠独占。誰も成し得なかった記録を打ち立てた藤井聡太八冠。すなわち、これからの対局は全て“防衛戦”。その戦いはもう始まっています。
(藤井八冠)「いま竜王戦も始まっているし、これからの番勝負をできる限りよい内容の物にしたい」(12日)

 八冠になって最初の防衛戦は「竜王戦」。先日第1局が行われ、藤井八冠が勝利しています。第2局を前に、16日に行われたのが前夜祭。対局相手は、藤井八冠と同い年の伊藤匠七段です。
(伊藤匠七段)「藤井竜王が先日八冠を達成しまして…本当におめでとうございます」「第一局はあまり良くない内容の将棋だったので、そこを改善できるように」
(藤井八冠)「一手一手をしっかり考えて、奥深さを感じながら対局ができればと」

 八冠独占後、初の防衛戦の舞台となるのは京都の世界遺産・仁和寺です。この仁和寺、創建がなんと888年。八冠になって初戦、縁起がいいとされる「8」づくしです。

 対局の行方も気になりますが、勝負の度に注目を集めるのが“勝負おやつ”です。これまで、仁和寺で行われた竜王戦では、バナナの焼きまんじゅうやクマの形をした最中といった和菓子を注文していた藤井八冠。
(藤井八冠)「(Q.食べたいお菓子は?)京都では和菓子を頂きたいなと思っています」

 その言葉通り、午前のおやつには秋の彩りを感じる和菓子の詰め合わせを注文。八冠達成後初のおやつに選ばれた、京都で80年以上続く老舗の社長は…。
(京菓子司千本玉壽軒・元島真弥社長)「すごくありがたいというか、うれしいですね。京都らしい和菓子が食べたいと藤井さんが言っていたので、それに選ばれたのがうれしい」

 16日、仁和寺側から午前のおやつに出すことを聞かされて以来、どこか落ち着かなかったそうです。
(元島社長)「まずはちゃんとした形でお届けしたいなと、そのことばかり考えていた。お菓子の配置ですとか…。きのうも正直あまり寝れなくて」

 先に4勝した方が制する竜王戦七番勝負。対局は17日と18日の2日間で行われます。

最終更新:10/17 17:50

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