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杉田水脈衆院議員に大阪法務局も人権侵犯認定 在日コリアン女性を「民族衣装のコスプレおばさん」投稿 本人は「コメント差し控える」

10/19 15:54 配信

 自民党の杉田水脈衆議院議員が在日コリアンの女性について、「民族衣装のコスプレおばさん」などと自身のブログに投稿したことをめぐり、大阪法務局が人権侵犯と認定していたことがわかりました。

 杉田議員は2016年2月にスイス・ジュネーブでの国連女性差別撤廃委員会に参加した際、民族衣装を着て会議に参加していた大阪府内の在日コリアンの女性ら3人について、「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」、「完全に品格に問題があります」などとSNSやブログに投稿しました。

 関係者によりますと、これらの投稿について大阪法務局は9月8日付で人権侵犯と認定し、杉田議員に対して人権を尊重するよう啓発を実施したということです。

 申立をしていた女性の1人は取材に対し、「認定され安心した。ヘイトスピーチの抑止などになればと思っている」と話しました。

 この投稿をめぐっては、札幌法務局もアイヌの女性からの申し立てを受け、同様に人権侵犯と認定しています。

 杉田議員は取材に対し、事務所を通じて「コメントは差し控えるが、認定された投稿は去年削除撤回し、謝罪している」と回答しています。

最終更新:10/19 20:46

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