関西ニュースKANSAI

　３８年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガース。職場で喜びを爆発させたのは、阪神百貨店の従業員のみなさん。このまま日本一の余韻に浸りたいところですが・・・

（従業員）「よし、残業がんばろう」

　そう、残業と言うのは翌日の日本一セールにむけての準備。こんなにうれしい”残業”は今までなかったはずです。
　目玉商品の陳列も進んでいました。水晶を一刀彫りしたという「龍と虎の置物」。“３８年ぶり”にちなんで３８０万円だそうです。

（フクヤ　山中邦裕店長）「今回は特別な記念なので、思い切って用意させていただきました」

（阪神百貨店広報担当者）「会社員人生でこんなことがあるのかと。お客様の応援に感謝したいということで、お買い得品をたくさんご用意したいなと思っています」

　一夜明けセール初日の６日、阪神梅田本店には大勢のファンらが詰めかけ、通常より４０分早くオープンしました。

　阪神梅田本店で始まった「ご声援感謝セール」は６日から５日間。
　有名店のバームクーヘンがトラ柄の特別パッケージで登場したり、１００グラム１０００円を軽く超える国産黒毛和牛が、ノイジー選手の背番号にちなんだ７７７円で販売されたりするなど、店内は朝から熱気に包まれました。


　阪神のお膝元・尼崎の商店街でももちろん「日本一セール」を実施しています。

（衣料品店の店長）「このパンツを６６０円で販売している。前のリーグ優勝よりも品数を豊富にそろえて準備しました。倍以上（の値段で）よそ様は売っているが、うちはそれの半額くらい」

　そしてメガネ店には開店前から長蛇の列が。それもそのはず！サングラスがなんと９割引なんです。

（メガネ店店長）「３８年に１回しかないことやから、大赤字ですけど大丈夫です。（Ｑ．来年も優勝したらセールをやる？）そらもう絶対にやりますよ」

　時計店の目玉は１カラットのダイヤ。なんと半額。このほかリングや時計など５割引以上の商品がずらりと並んでいます。

（買い物客）
「喫茶店も安くなっているし、服も安くなっているし、これから回ろうと思って。（Ｑ．きょうは財布のひもが緩むのでは？）そうですね、緩みすぎるかもね」