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神戸・高校生殺害事件 被告に約9300万円の損害賠償命令 被害者負担少ない「損害賠償命令制度」で

11/07 12:22 配信

 神戸市北区で男子高校生を殺害したとして、1審で有罪判決を受けた元少年の男に対し、神戸地裁は慰謝料など約9300万円を遺族に支払うよう命じました。

 神戸地裁は6月、男(30)が2010年に神戸市北区の路上で堤将太さん(当時16歳)を刺殺したとして、懲役18年の判決を言い渡しました。
男は判決を不服として控訴しています。

 将太さんの遺族は、刑事裁判の記録を利用することで、新たに民事裁判を起こすより被害者側の負担が少ない「損害賠償命令制度」に基づき、男に対し賠償を求めていました。

 神戸地裁は先月24日付けで、「将太さんの恐怖と苦痛、無念さは計り知れない」などとして、男に慰謝料など約9300万円を遺族へ支払うよう命じる決定を出しました。

最終更新:11/07 12:26

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