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優勝パレード当日の大阪府市職員はボランティアで「無給」なのに兵庫県は休日出勤扱いで"格差" 大阪府の職員からは不満の声も 横山市長「前向きな気持ちで参加して」

11/08 19:45 配信

 阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝を祝う11月23日の記念パレードの際、「無給」で働くボランティアに大阪府と大阪市の職員2400人以上が応募したことがわかりました。

 府と市は10月19日からそれぞれの職員らを対象に、優勝パレード当日に約7時間にわたり、現地で来場者案内や交通規制などを担当するボランティアを募集していました。

 目標人数は府と市あわせて3000人で、11月7日の締め切りまでに約2400人以上が集まったといいます。
 
 大阪市の横山市長は「必要な人数に達した」と説明しました。
 ただ、大阪府関係職員労働組合によりますと、募集は通常業務と同じく、各部局の上司から部下へとメールで周知されており、「断りづらい」と戸惑う職員の声もあったということです。

 一方、パレードのもう一つの会場となる兵庫県は、神戸市とあわせて1500人の職員を集めるのが目標で、当日は大阪とは違い「公務」として休日出勤扱いとし、代休の取得を促していくといいます。

 大阪府の職員の間からは「兵庫県のように公務扱いにしてほしい」、「なぜ大阪府だけボランティアなのか」との不満の声も上がっています。

 横山市長は取材に対し「いろんなご意見があるのは承知していますが、前向きな気持ちでボランティアに参加していただきたい」と話しています。

 パレードをめぐっては、大阪府などで作る実行委員会が実施費用約5億円をまかなうため、クラウドファンディングを呼び掛けています。

最終更新:11/08 19:45

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