関西ニュースKANSAI

スマホ映像使って現場状況を把握「119番映像通報システム」 和歌山市消防局

11/09 17:32 配信

 消防車や救急車が必要な際に行う119番通報。
 電話だけではなく映像でも現場の様子を伝えられる「119番映像通報システム」のデモンストレーションが、和歌山広域消防指令センターで公開されました。
 火災や事故の際に消防へ映像を送ることができます。

 (消防職員)「7,8,9,10。声をだして、このリズムで押してみてください」
 (デモンストレーションの通報者役の人)「やったことが無いのでわかりにくいです」
 (消防職員)「わかりました」、「そうです、そのままで結構です。もっと肘伸ばしましょうかね。動画のように。真上から押します。」

 システムの仕組みです。
 まず、消防職員から通報者の電話番号宛てにURLが添付されたショートメッセージが送信されます。通報者はURLへアクセスし動画を撮影。動画はリアルタイムで消防指令センターへ送られます。
 映像を送ってもらうことで、現場対応への適切な支援や指示につながるということです。
 
 (和歌山市消防局指令課 平松晃消防司令補)「通報者の音声よりも実際に映像を見た方が、指令員としても消防団の部隊運用を適切に判断できると思います」

 全国で広がっているこのシステム。和歌山県での導入は今回が初めてで、和歌山市や海南市など5つの市と町で始まります。


 このシステムについて街の人は…。
 (20代男性)「実際に教えてもらいながら出来るのは良いかなと思います」
 (60代男性)「若い人から年輩の方までスマホ持っているので、即効性のあるツールで情報発信してくれたら、すごく便利になると思います」

最終更新:11/09 17:32

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる