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天下茶屋の古刹「正圓寺」土地を無断で売却した疑い 不動産会社役員を再逮捕 資金繰り悪化が背景か

11/14 19:49 配信

 1000年以上の歴史を持つ「正圓寺」の土地をめぐる虚偽登記問題で14日、寺の土地を第三者に無断で売却したとして不動産会社の役員の男が再逮捕されました。

 横領の疑いで再逮捕されたのは、大阪市の不動産会社役員・西村浩容疑者(57)です。

 西村容疑者は2019年2月、「天下茶屋の聖天さん」で知られる正圓寺が所有する土地を、別の不動産会社に1億1000万円で売却し、寺の土地を横領した疑いが持たれています。

 警察の調べに容疑を認めているということです。

 同じく14日、正圓寺の住職・辻見覚彦容疑者(56)と西村容疑者の知人の会社役員・南野潤二容疑者(55)も再逮捕されました。

 2人は「正圓寺」が南野容疑者から8700万円を借り、辻見容疑者が連帯保証人をしているという、うその公正証書を作成した疑いが持たれています。

 警察は2人の認否を明らかにしていません。

 3人は共謀し、実際は寺が所有している土地の所有権が、西村容疑者の会社に移ったという、うその登記をしたとしてすでに起訴されています。

 事件をめぐっては、辻見容疑者が特別養護老人ホームを新設しようとして資金繰りが悪化していたことが背景にあるとみられていて、警察が全容解明を進めています。

最終更新:11/14 19:49

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