関西ニュースKANSAI
「動機も身勝手で酌量の余地はない」 女児の手足縛りベビーサークルに放置 死亡させた罪に問われた男に懲役7年を求刑 富田林・2歳女児放置死
11/29 12:13 配信
大阪府富田林市で去年、同居していた女の2歳の孫をベビーサークルに閉じ込めるなどして死亡させた罪に問われた男の裁判で、検察が懲役7年を求刑しました。
起訴状などによりますと桃田貴徳被告(52)は去年6月、内縁関係だった小野真由美被告(47)と共謀し、ベビーサークルに小野被告の孫、優陽ちゃん(当時2歳)の手足をガムテープで縛るなどして閉じ込め、熱中症で死亡させた罪に問われています。
桃田被告はこれまでの裁判で「内縁関係は解消されていて、養育者としての認識がない」などとして無罪を主張したうえで、被告人質問では「優陽にはかわいそうなことをした。責任は真由美だけでなく、私にもある」などと述べていました。
29日の論告で検察は、桃田被告にも優陽ちゃんの保護責任があったと主張したうえで、「動機も身勝手で酌量の余地はなく、被告も小野被告と同等の責任を負う」などとして、懲役7年を求刑しました。
判決は12月13日に言い渡される予定です。
最終更新:11/29 12:13