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強制送還の命令受け難民申請 大阪で生まれた外国籍高校生に「在留特別許可」下りる 国の“救済措置”方針後、関西で初か

12/12 19:04 配信

 大阪で生まれ育ったのに在留資格がなく、難民申請をしていた外国籍の高校生に在留特別許可が下りました。

 国が、法改正で強制送還の対象になる子どもたちに在留特別許可を出す方針を示して以降、関西で認められるのは初めてとみられます。

 大阪府内の高校に通う男子高校生(16)は、日本で生まれ育ちましたが、南アジアにある国から迫害され、日本に逃れた両親に在留資格がなく、一家で強制送還の命令を受け難民申請をしていました。

 入管法の改正で、来年から難民申請中でも3回目以降は強制送還の対象になることから、国は8月、日本で育った子どもたちに在留特別許可を出す方針を示していました。

 一家は12日、大阪入管に出向きそれぞれ「留学生」と「特定活動」として在留特別許可を受けました。

 (大阪府内の高校に通う外国籍の男子高校生)「(在留特別許可が)出て良かったです。他県への移動もこれからできるようになった。色々なところに行けると思うとうれしい」

 国が方針を示してから、すでに全国で数例、子ども達に在留特別許可が出ていて、支援者は「関西では今回が初めてではないか」と話しています。

最終更新:12/12 19:04

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