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万博開催期間の「混雑・渋滞緩和」想定し大阪府市がテレワーク・時差通勤の協力要請へ
12/27 13:23 配信
大阪・関西万博の際、会場となる夢洲周辺での混雑や渋滞を緩和するため、大阪府と大阪市などは、民間の企業に対して、テレワークや時差通勤への協力を求めます。
開幕半年前にあたる2024年9月~10月には、企業の協力を得て、試験的にこうした取り組みを実践してもらう計画です。
万博協会は、期間中の目標来場者数を約2820万人としていて、夢洲に向かう大阪メトロ中央線では、何も取り組みをしない場合、朝のピーク時に一部区間で混雑率が140%と予想されるなど、交通の混雑・渋滞が懸念されています。
27日に開いた万博の「交通円滑化推進会議」で、大阪府と大阪市などは、テレワークや時差通勤への協力企業を来年2月から公募し、試しに混雑のピークと見込まれる万博終盤の1年前(来年9月~10月)に取り組みを実施して、効果を確かめるとの案を示しました。
また、咲洲庁舎周辺に勤務する大阪府と大阪市の職員は、万博の非常に混雑する期間(来年10月1日~13日)、大阪メトロの混雑緩和のため、在宅勤務などで最大7割の通勤を削減するとしています。
大阪府の吉村洋文知事は「いかに企業、府民・市民にご理解を頂けるかが大切。(協力を求める)具体的な発信を行うフェーズに入ってきた」と述べました。
最終更新:12/27 13:23