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ALS嘱託殺人 弁護側が無罪主張 医師「女性の願いをかなえるため」 共謀した元医師の父親殺害は否認

01/11 11:49 配信

 京都市で、難病のALSの女性に依頼され殺害したなどとされる医師の裁判が始まり、医師は嘱託殺人罪について「女性の願いをかなえるため」と述べ、弁護側は無罪を主張しました。

 医師の大久保愉一被告(45)は、元医師の山本直樹被告(46)と共謀し、2019年、京都市内に住んでいたALS患者の女性(当時51)から依頼されて、殺害した嘱託殺人の罪などに問われています。

 京都地裁で始まった裁判で、大久保被告は、嘱託殺人罪について「女性の願いをかなえるために行った」と起訴内容を認め、弁護側は「嘱託殺人罪で処罰するのは、憲法に反する」と無罪を主張しました。

 検察は冒頭陳述で、「被告の行為に正当性はない」と指摘。
 「発覚を免れようと入念に計画している」と主張しました。

 また大久保被告は、山本被告らと共謀の上、2011年、山本被告の父親を殺害したとされる罪については、「やっておりません」と起訴内容を否認しました。

最終更新:01/11 12:50

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