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「93歳のおじいちゃん歩けないから…」今も宿泊客残る孤立集落の旅館 石川・輪島市【能登半島地震12日目】
01/12 18:22 配信
能登半島地震の発生後、住民の生活を支える道路が土砂崩れなどで寸断され、多くの地区が孤立状態になっています。孤立している地域の1つ、鵠巣地区にある旅館「ねぶた温泉」の伊藤恵子副支配人に話を聞くことができました。
(Q温泉旅館はどうのような状態か?)
「亀裂が生じてて、幅約20cm。きれいにぱっかり割れています。風が入るので、そこに段ボールを当てて、風が入らないようにしのいでいます」
地震発生時、8組の宿泊客がいたという「ねぶた温泉」。多くの宿泊客が車を置いて、徒歩で孤立地区を離れましたが、今も1組の宿泊客が残っていると話します。
「旦那さん、奥さん、そのおじいちゃん。93歳のおじいちゃんが歩けないから、ずっと待っていたんですけど…」
歩いてこの地区から出ることができないため、ヘリコプターで移送してもらうのを待っているといいます。
(Q3人の様子はどうか?)
「ずっとおじいちゃん(床に)座れないから、いすで座っているし、エコノミークラス症候群になったら困るから、私たちもお湯をくんできて足湯とかして、足がむくまないようにしました」
最終更新:01/12 18:22