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タンク破損で流出したワインは約1万リットル 震度6強を観測した穴水町のワイナリー 全国から“応援の注文”も【能登半島地震】

01/22 17:12 配信

 能登半島地震の発生から3週間となります。最大震度6強の揺れが襲った穴水町のワイナリーではタンクが破損し、ワインが流出するなどの被害を受けました。

(記者リポート)「こちらワインの熟成樽を置いている場所です。この場所にあった2つの熟成樽が床に落ちて破損したということです。周りには飛び散った赤ワインが染みついています」

 地震から3日後にワイナリーを訪れたという従業員は「玄関を開けた瞬間から、ワインの香りがぶわーっと立ちこめていた。すごい強烈な香りが、だから『ワインが相当割れているな』というのは、そのときに感じました」と話していました。

 流出したワインは約1万リットル。何とか片付けは終えたものの再開のメドは立っていないといいます。

(従業員)「他のものは見たところ、異常はなさそうなんですけど、ただ水が来ないので瓶詰めをするという製造の作業ができませんよね。なので今は何もできない」

 石川県によると、ほぼ全域で断水が続いている穴水町の水道の仮復旧は1ヵ月以上先だということです。

 そんな中、全国から入る注文に勇気づけられているといいます。

(従業員)「注文は“応援の注文”ですよね。『能登応援しているから頑張ってね』そういう気持ちで今回ワイン買いましたと前訪れたお客さんですかね。『早く元どおりになってまた来たいと思っているから、それまで頑張ってね』という感じですかね。『僕らも頑張らないと』と励みになる」

最終更新:01/22 17:12

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