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「本当に納得いきません」遺族は控訴求める意向 兵庫・稲美町の放火殺人 小学生兄弟2人殺害の伯父に懲役30年の判決

02/15 19:49 配信

 兵庫県稲美町で自宅に放火し小学生の兄弟を殺害した罪に問われた伯父に対し、懲役30年の判決が言い渡されました。

 判決によりますと松尾留与被告(53)は2021年11月、兵庫県稲美町の自宅に放火して全焼させ、同居していた甥の松尾侑城さん(当時12歳)と眞輝さん(当時7歳)の兄弟を殺害したとされます。

 これまでの裁判で松尾被告は妹夫婦への恨みを晴らすため、その子どもである2人を殺害したと話し、検察は死刑を求刑していました。

 15日の裁判で神戸地裁姫路支部は「妹夫婦への恨みを晴らすためだけに2つの尊い命を奪った。動機は身勝手で悪質」などと指摘した一方、「意思決定に至った背景には知的障害の影響が否定できない」として松尾被告に懲役30年の判決を言い渡しました。

(兄弟の父親)「何の落ち度もない2人を放火という残虐な手段で殺害したにもかかわらず30年という有期刑。これに対して本当に納得いきません」

 両親は判決を不服として、検察に控訴を求める意向を示しました。

最終更新:02/15 19:49

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