関西ニュースKANSAI

　５日は、冬ごもりしていた虫が動き出すとされる「啓蟄」です。滋賀県の彦根城公園で、松の「こも外し」がありました。

　「こも外し」は、冬の間、わらで出来た「こも」に松枯れの原因となる害虫を誘い込み、春先に、虫ごと外して木を守る、伝統的な駆除方法です。

　彦根城公園では「いろは松」などの幹に「こも」を巻いていて、午前９時、冷たい雨の中、職員ら１３人がこもの縄を切って取り外していきました。

　駆除の効果はあまりないと言われるこも巻きですが、公園の風物詩として、続けられています。

　取り外された「こも」は害虫と共に焼却処分され、彦根城公園は春を迎える準備が整います。