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「逆らうと地獄に落ちるぞ」住職からの14年にわたる性的暴行を訴え 尼僧から天台宗が聞き取り調査
03/05 18:05 配信
四国にある天台宗の寺の住職から約14年にわたり繰り返し性的暴行などを受けたとして尼僧が、住職らの僧籍剥奪を申し立てたことに対し、天台宗が聞き取り調査を行いました。
(叡敦さん)「ようやく、14年経って土俵に乗れたかなという気持ちでいっぱいです」
四国に住む叡敦さん(50代)は2009年から去年までの14年間、四国にある寺の60代の住職から「自分の言葉はお観音様の言葉」「逆らうと地獄に落ちるぞ」などと恫喝され繰り返し性的暴行を受けたと訴えています。
また、住職を紹介した80代の大僧正については、助けを求めたが相手にされず怒鳴りつけるなどして加害行為の手助けをしたと訴えています。
叡敦さんは、1月に2人の僧籍を剥奪するよう天台宗に申し立てをしていて4日、大津市の天台宗務庁で1回目の聞き取り調査が行われました。
(叡敦さん)「壊れたカセットのように暴言、言われた言葉とかが、頭の中で常に回っている状態なんですが、事実確認を聞かれるたびにフラッシュバックが凄くて、質問されていることが何を言われているのか、どの時期の事を言われているのかわからず佐藤弁護士に助けて頂きました」
天台宗務庁は、今後も調査を続け処分が決まった際には官報で公表するが、調査の具体的な内容を公表するかは決まっていないとしています。
最終更新:03/05 18:42