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民間ロケット「カイロス」打ち上げ延期の理由は「無人警戒区域に打ち上げ10分前に船舶が残留していた」「制限エリアから出す見通し立たず」 スペースワン社が説明 次の打ち上げ予定は13日以降
03/09 15:36 配信
和歌山県串本町にある発射場で9日、国内で初めて衛星を搭載した民間のロケットが打ち上げられる予定でしたが、延期となりました。
これを受け、午後2時からロケットを開発した会社が会見を開き、延期の理由について説明しました。
理由は「事前に周知していた海上での警戒区域に、打ち上げの10分前になっても船舶が残留するという状況に」「打ち上げ時間に船舶を制限エリアから出す見通しが立たなかった」としています。
ロケット自体には問題はなかったとみられます。
また、次の打ち上げ予定については、有人宇宙船の帰還予定があり、干渉を避けるために13日以降を想定しているということです。
東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が開発した小型ロケット「カイロス」は、9日11時1分12秒に打ち上げられる予定でしたが、直前に11時17分12秒に延期。
その後、午前11時15分ごろに日程自体の延期が決まりました。
ロケットは、全長約18メートルで小型衛星が搭載され、高度500キロの軌道へ投入に成功すれば、民間では国内初となる予定でした。
最終更新:03/09 15:36