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ロケット爆発も「打ち上げ施設に大きな損傷なし」 直後に火災も遠隔操作の放水銃で初期消火 周辺の焼失面積980平方メートル 和歌山・串本町
03/18 18:51 配信
和歌山県串本町の発射場で13日、民間の小型ロケット「カイロス」初号機が打ち上げ直後に爆発したことを受け、周辺の状況を調べていた地元消防は18日、打ち上げ施設に大きな損傷はなかったことを明らかにしました。
13日午前11時すぎ、東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が、串本町にある発射場「スペースポート紀伊」から小型ロケット「カイロス」の初号機を打ち上げましたが、直後にロケットは爆発し、周辺では火災も発生しました。
飛び散ったロケットの破片や焼けた地点を調べていた串本町消防本部によりますと、爆発直後はスペースワンが遠隔操作の放水銃などで初期消火にあたり、消防による活動は安全を確認できた約30分後だったということです。
消防は消火活動に、発射場の敷地内にある200トンの防火水槽の水を使いました。
散乱した破片による小規模な火災も含めて、火を消し止めたのは、午後1時45分でした。
焼失面積はロケットの残骸が落ちた発射台付近や、破片が落ちた山林などを合わせて、約980平方メートルでした。
また消防は「施設に大きな損傷はなかった」と、スペースワンから直接説明を受けたとしています。
最終更新:03/18 18:51