関西ニュースKANSAI

　大阪府茨木市で建設が進められていた「安威川ダム」の完成を祝い式典が開かれました。

　午前１１時すぎから始まった完成式典には、大阪府の吉村知事らが出席しました。

　大阪府によりますと、１０年前から本体工事が進められてきた「安威川ダム」は、６１人の死傷者が出た１９６７年の豪雨災害をきっかけに建設計画が持ち上がりました。

　しかし、住民の移転に伴う補償の問題や建設の是非をめぐって紛糾したことなどで、工事の着手に約半世紀の時間を要したということです。

　「安威川ダム」は、京セラドーム大阪の約１５杯分にあたる１８００万立方メートルの水を貯水でき、洪水対策のほか、下流の環境保全に役立てられます。