関西ニュースKANSAI

コロナワクチン業務で9億円過大請求 京都市が刑事告訴 コールセンター請け負った「日本トータルテレマーケティング」会見 虚偽書類で水増し、幹部も黙認

03/27 18:54 配信

 京都市からワクチン接種のコールセンター業務などを請け負っていた東京都の会社が市に対し過大請求していた問題で、この会社は27日、過大請求額が約8億9400万円にのぼるとの最終報告書を発表しました。

 東京都の「日本トータルテレマーケティング」は2021年から去年3月まで、京都市から新型コロナウイルスワクチン接種のコールセンター業務などを委託されていました。
 過大請求を隠蔽するために、他の自治体の業務に関わる書類を京都市に提出したほか、虚偽の書類などを作ってオペレーターの実働時間数を水増ししていたということです。
 会見した森真吾社長は、水増し行為には複数の社員が関わり、幹部社員もそれを黙認していたと説明しました。

 京都市の松井孝治市長はすでに刑事告訴したと明らかにし、「引き続き、過大請求や不正行為には厳正に対応してまいります」とコメントしています。

最終更新:03/27 18:54

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる