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校長らへの処分内容は極めて不十分な発表 奈良教育大付属小で学習指導要領に沿わない不適切指導 大学学長は訓告処分に
03/29 15:11 配信
国立奈良教育大学付属小学校で、国の検定で定められた教科書を使わないなど、学習指導要領に沿わない不適切な指導が実施されていた問題で、奈良教育大を運営する奈良国立大学機構が処分を発表しました。
大学の学長は3月27日付けで訓告処分となりました。
ほか、付属小学校の校長ら7人に対しても戒告または訓告以下の処分などをしたとしています。
詳細については「個人が識別される恐れがあることに加え、児童への影響を最大限考慮する」として、明らかにしませんでした。
当初の発表では、「大学の学長が訓告処分」になったこと以外は一切示さず、報道陣から対応が不十分だと抗議を受けていました。
国立奈良教育大学付属小学校では、国語の「書写」の授業を学習指導要領で定められた毛筆ではなく筆ペンで実施していたほか、図画工作では国の検定で認められた教科書を使用せず、9つの教科や活動で不適切な指導があったことがわかっています。
最終更新:03/29 16:22