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これまでの事例より短時間でも「公務災害認定」 浄水場勤務の元市職員の男性 アスベストにさらされ中皮腫発症 兵庫
03/29 18:52 配信
兵庫県宝塚市の浄水場に勤めていた元職員について、アスベストによる中皮腫で公務災害が認定されました。
NPO法人「ひょうご労働安全衛生センター」によりますと、兵庫県宝塚市の元職員の男性(68)は去年1月、アスベストが原因とされる中皮腫を発症しました。
男性は市内の小林浄水場に勤めていた1982年からの9年間、小学校の社会科見学の案内のため、天井や壁にアスベストが吹き付けられたポンプ室を訪れていたといいます。
去年2月、公務災害を申請し、今年1月に認められました。
男性がアスベストにさらされた合計時間は最大で30時間とされ、これまでに公務災害が認定された事例より時間が短いということです。
ひょうご労働安全衛生センターは「今後の被害の拡大が懸念される一方、救済の拡大にも繋がる」としています。
最終更新:03/29 18:52