関西ニュースKANSAI

小林製薬が“床に落ちた材料”で紅麹原料に加工 取引先6社に納品した120キロのうち119キロは回収 「コレステヘルプ」使用分とは別

04/12 14:17 配信

「紅麹」を使ったサプリメントで健康被害が出ている小林製薬が、床に落ちた材料を使って、食品向けの紅麹原料に加工していたことがわかりました。

 小林製薬によりますと、大阪工場で去年4月、食品向けの紅麹原料をつくる際、従業員が原料を混ぜ合わせる機械のふたを閉め忘れ、床に原料約33キロが落ちました。

 このうち、床などに触れていない約11キロをすくい取り、検査した上で後日、120キロ分の食品向けの紅麹原料に加工し、5月末に取引先6社に納品したということです。

 その後、社内で検討し、再利用は不適切だとして6月上旬に120キロのうち119キロは回収しましたが、残り1キロはそのまま使用されたということです。

 小林製薬は、落ちた後の製造工程の検査や出荷時の検査で、問題がないことを確認しているとしていて、使用した1社には事情を伝えて品質に問題がないことを説明したとしています。

 また、紅麹を使ったサプリメントによる健康被害との関係については「コレステヘルプなどに使用しているものとは異なる紅麹原料ですので、関係はないと認識しております」とコメントしています。

最終更新:04/12 15:18

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる