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大阪大学基礎工学部に「女性枠」新設 26年度から募集定員20人増 神戸大・京大に次いで
04/17 17:34 配信
大阪大学は17日、基礎工学部における学校推薦型の入試で、2026年度から新たに「女性枠」を設置し、募集定員を20人増やすと発表しました。
大阪大学基礎工学部の今年度の募集定員は一般選抜で390人、学校推薦型選抜で45人の計435人でした。
2026年度は計462人を募集する予定で、学校推薦型選抜では「一般枠」と「女性枠」を設けて、従来の募集定員と同じ45人の一般枠に加えて、女性枠として20人を増やすと決定しました。
戸籍上「女性」である人が出願すれば自動的に一般枠と女性枠の両方に出願したこととなり、女性枠で不合格となった人は続いて一般枠で合否判定が行われます。
試験はこれまでの学校推薦型と同様に、大学入学共通テストの成績と自己推薦書などの書類審査、口頭試問で評価されます。
大阪大学は「理工系分野に興味を持つ女性を応援することで、大学や社会全体にとって多様性に富んだ豊かな環境を築く一助となる」とコメントしています。
関西の国立大学では他にも、神戸大学が2025年度、京都大学が2026年度にいずれも理系分野の学部で女性のみが出願できる入学者選抜を始めると発表しています。
最終更新:04/17 17:34