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長距離トラックの男性が運転中に心筋梗塞で死亡 遺族が長時間労働が原因と損害賠償請求 運送会社が謝罪と解決金支払いで和解 大阪地裁
04/18 13:05 配信
長距離トラックのドライバーだった男性が死亡したのは長時間労働が原因だとして、遺族が勤務先の会社に損害賠償を求めていた裁判で、11日、会社が解決金を支払うことなどを条件に、和解が成立していたことが分かりました。
訴状などによりますと、大阪府の運送会社田平陸送に勤めていたトラック運転手の男性(当時52歳)は2019年、運転中に心筋梗塞を発症し、死亡しました。
男性は死亡後、労災認定を受けていて、直前6カ月の時間外労働が月平均で159時間を超えていたということです。
去年5月、遺族は会社が長時間労働の対策を怠ったなどとして、約5400万円の賠償を求めて提訴していました。
遺族の代理人弁護士によりますと、会社が遺族に謝罪し解決金を支払うことを条件に、11日付で和解が成立したということです。
最終更新:04/18 13:05