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「国宝に値する」 藤原定家直筆の「古今和歌集」解釈書が見つかる 冷泉家の蔵で130年ぶりに開封の箱から

04/19 18:54 配信

「古今和歌集」の解釈を記した藤原定家直筆の書物が見つかりました。「国宝に値する」発見です。

 鎌倉時代の歌人・藤原定家が、平安時代に編纂された日本最古の勅撰和歌集「古今和歌集」の解釈を記した直筆の「顕注密勘」が発見されました。

 京都市上京区の藤原定家の子孫、冷泉家の蔵で130年ぶりに開封した箱から見つかったということです。

 冷泉家では、当主が一生に一度だけ「顕注密勘」が納められていた箱を開けて、古今和歌集の秘伝を授かってきましたが、明治以降は「畏れ多いもの」として開けられてきませんでした。

 専門家らは「顕注密勘」を「国宝に値する」と評価しているといい、今後、文化庁による調査や修復作業をしたうえで、冷泉家時雨亭文庫で一般公開も検討されています。

最終更新:04/19 18:54

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