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「個人情報漏えいが疑われる重大事案」斎場利用者のリストを約280回にわたり提供か 業者から計40万円受け取った疑いで八尾市職員を逮捕
05/08 22:13 配信
大阪府八尾市の市立斎場の職員が、斎場利用者のリストを作って葬儀関連業者に提供し、見返りに現金約40万円を受け取ったとして逮捕されました。警察は8日夜、葬儀場を捜索しました。
(記者リポート)「午後7時15分です。八尾市立斎場に家宅捜索に入った捜査員らが出てきました」
加重収賄と地方公務員法違反の疑いで逮捕されたのは、八尾市の職員、西川雅昭容疑者(59)です。
西川容疑者は、おととし10月から去年10月にかけて、勤務していた八尾市立斎場の利用者の氏名などを記した書面を約280回にわたって、葬儀関連会社を営む木下昌宏容疑者(61)らに路上で渡し、見返りとして現金計約40万円を受け取った疑いが持たれています。
警察は、西川容疑者らの認否を明らかにしていません。
八尾市によりますと去年3月、西川容疑者が情報漏えいをしているとの情報提供があり、市がヒアリングしたところ「そのようなことはしていない」と否定したということです。
市はその後、警察に相談しました。
(植島康文副市長)「個人情報の漏えいが疑われることもあり、重大事案と認識しておりまして、徹底的に事実を究明し市民のみなさんの信頼回復に全力で取り組んでまいります。この度は誠にご迷惑をかけて申し訳ございませんでした」
市は5月中にも弁護士などで構成する外部の調査チームを立ち上げ、原因究明を進める方針です。
最終更新:05/08 22:19