関西ニュースKANSAI

隣人への傷害致死罪に問われた男「死ぬような力で殴っていない」 暴行と死亡の因果関係を否定 大阪地裁堺支部で初公判

05/13 12:50 配信

 おととし、堺市で、隣人の男性に暴行を加え死亡させた罪などに問われている男の裁判員裁判が始まり、男は暴行と死亡の因果関係を否定しました。

 起訴状などによりますと、楠本大樹被告(34)はおととし11月、堺市中区の集合住宅で、隣に住む唐田健也さん(当時63歳)に暴行を加え、ろっ骨を折るなどして死亡させたとする傷害致死の罪などに問われています。

 13日の初公判で楠本被告は「人が死ぬような力を加えて殴ったつもりはない」と述べ、弁護側も傷害致死罪ではなく暴行罪にあたると主張しました。

 一方、検察は「強い力で多数回、暴行を受けていて暴行と死亡には因果関係がある」と指摘しました。

 この事件をめぐっては、被告に生活保護費を不正に支給したとして、堺市中区の職員4人が懲戒処分を受けています。

最終更新:05/13 12:50

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる