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「患者や家族への病状説明は勤務時間内に」など “医師の働き方改革”実現へ兵庫県が改善策発表
05/14 18:22 配信
兵庫県は「医師の働き方改革」を実現するために設置した対策チームが検討結果をまとめたことを受け、改善策を発表しました。
兵庫県は、労使協定を上回る時間外労働をさせたとして、5つの県立病院が労働基準監督署から是正勧告を受けたことから、去年10月「医師の働き方プロジェクトチーム」を立ち上げていました。
現場の医師を対象にしたアンケート調査では、残業を減らすための取り組みとして約9割の医師から、患者や家族に病状や治療の方針を説明する「病状説明」を勤務時間内に実施することが必要という考えが示されたということです。
これを受け兵庫県は、13あるすべての県立病院で病状説明を勤務時間内に実施するよう、段階的に取り組んでいくと発表しました。
ほかにも、電子カルテを音声で入力するシステムやAIによる画像診断を各病院に導入するなど、最新のデジタル技術で業務を削減するとしています。
最終更新:05/14 18:22