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維新「公明が手を挙げなかった」公明「万博の追及をしないことと引き替えにと聞こえるところはあった」 大阪府議会の副議長に第2会派の公明が候補出さず 万博建設費めぐる厳しい追及など影響か

05/20 17:32 配信

 大阪府議会の新たな副議長に第3会派の自民府議が選出されました。慣例では所属議員が2番目に多い会派から副議長が選ばれていますが、第2会派の公明党が候補者を出さなかったということです。

 20日、大阪府議会臨時会が開かれ、議長と副議長が選ばれました。

 議長は第1会派の大阪維新の会から中谷恭典府議が、副議長には第2会派の公明党からではなく、第3会派の自民党から中井源樹府議が選ばれました。

 背景には公明会派の万博への厳しい姿勢が影響しているとみられます。

 副議長選出の経緯について大阪維新の会・府議団の河崎大樹幹事長は「自民と公明で話をして公明が手を挙げなかったと聞いている」と述べました。

 また、公明会派から建設費の上振れなどで万博への厳しい追及が続いていることから「維新府議団でも副議長を公明党に任せていいのかという意見が出たのも事実」とも明かしました。

 一方、公明府議団・肥後洋一朗幹事長は当初、副議長を出す方針だったとした上で、維新から事前の意向確認があった際に「(副議長をするなら)万博の追及をしないことと引き替えに、と聞こえるところはあったので手は挙げなかった」と述べました。

 また「議長とか副議長、固執はしておりません」「私たちは今後も言うべきことは言っていくというのは変わりません」とも話しています。

最終更新:05/20 21:28

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