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600億円を資金洗浄か ペーパー会社の法人口座で犯罪収益隠した疑い 会社役員の男ら12人逮捕
05/21 17:29 配信
詐欺による犯罪収益と知りながら、ペーパー会社の口座に繰り返し入金し、資金洗浄(マネーロンダリング)していたとして、大阪府警は会社役員の男ら12人を逮捕しました。
マネーロンダリングの総額は、少なくとも600億円に上るとみられます。
詐欺や組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで逮捕されたのは、神奈川県川崎市の会社役員・藤井亮平容疑者(41)ら12人です。
12人は2021年11月、ペーパー会社を設立して、金融機関から法人口座をだましとった上、特殊詐欺や投資詐欺などで不正に得た210万円を含む約559万円を複数の法人口座に送金して、犯罪収益であることを隠した疑いが持たれています。
警察は、藤井容疑者ら12人の認否を明らかにしていません。
警察によりますと、12人は組織的にSNSなどを通じて、「法人を設立し口座を預けてくれれば、簡単に稼げる」などと勧誘し、約500のペーパー会社と、4000の法人口座を管理していたとみられます。
警察は、マネーロンダリングの総額は少なくとも約600億円に上り、大半は最終的に海外の法人口座に流れたとみています。
また、12人以外にも事件に関与したメンバーがいるとみて、全容の解明を進めています。
最終更新:05/21 17:29