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「金づるのように扱い尊厳踏みにじった」 大阪・堺市の隣人暴行死事件 検察が懲役14年を求刑
05/23 12:31 配信
おととし、堺市で隣人の男性に暴行を加え死亡させた罪などに問われている男の裁判で、検察は懲役14年を求刑しました。
起訴状などによりますと、楠本大樹被告(34)はおととし11月、堺市中区の集合住宅で、隣に住む唐田健也さん(当時63歳)に暴行を加え、ろっ骨を折るなどして死亡させたとする傷害致死の罪などに問われています。
これまでの裁判で楠本被告は「人が死ぬような力を加えて殴ったつもりはない」と述べ、弁護側も傷害致死罪ではなく暴行罪にあたると主張していました。
23日の論告で検察は、「被告は唐田さんを金づるのように扱い、尊厳を踏みにじり続けた末に命まで奪った。動機や経緯は身勝手で理不尽極まりなく、強く非難されるべきだ」などとして、懲役14年を求刑しました。
判決は6月5日の予定です。
最終更新:05/23 12:31