関西ニュースKANSAI

　ジャーナリストの池上彰さんをかたる人物から投資をもちかけられた京都府内の７０代の女性が、約２億３０００万円をだまし取られていたことが分かりました。

　京都府警によりますと、府内に住む７０代の女性が去年１０月、スマートフォンで池上彰さんをかたって優良株を紹介する広告にアクセスしたところ、池上さんを名乗るＬＩＮＥアカウントに誘導されました。

　その後、複数の人が入っているＬＩＮＥグループで、「投資の先生」をかたる人物らからＦＸ（外国為替証拠金取引）の購入を勧められ、約３０回にわたり、合わせて約２億３０００万円を指定された口座に振り込んだということです。

　今年３月に女性が家族に相談して警察に被害を届け出ました。

　だました人物は利益が出ているかのようなチャートを送って女性を信用させていたといい、警察は組織的な詐欺事件として捜査するともに、ＳＮＳ上で著名人をかたる投資の勧誘は詐欺だとして注意を呼びかけています。