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虫歯治療中に職員5人に体押さえられた 障害者支援施設で入所者の69歳男性死亡 死因は胸・腹の圧迫による急性呼吸障害 大阪・淀川区

05/30 13:35 配信

 大阪市淀川区の障害者支援施設で、入所者の男性が死亡しました。施設内で歯の治療を受けていた際、複数の職員から体を押さえられたといい、警察は事件の可能性があるとみて捜査しています。

 27日午後2時20分ごろ、大阪市淀川区の障害者支援施設「アンダンテ加島」で、「入所者の呼吸が止まっています」と、施設の男性職員から消防に通報がありました。

 警察によりますと、この入所者は69歳の男性で、搬送先の病院で死亡。

 司法解剖の結果、死因は胸や腹の圧迫による急性呼吸障害でした。

 男性は死亡する直前、施設内で虫歯の治療を受けていて、5人の職員が男性の体を押さえていた際に、呼吸が止まったと施設の職員が話しているということです。

 男性は知的障害があり、会話ができず、歯の治療中に逃げ出すことがあったため、体を押さえられたとみられます。

 警察は、事件の可能性があるとみて捜査しています。

 施設長は「原因を追究し、同じような事故が起きないように取り組んでいく」とコメントしています。

最終更新:05/30 13:35

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