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「観光特急バス」でオーバーツーリズム解消なるか 京都駅と人気観光地を結ぶ 料金は通常料金の倍以上となる500円 観光客と一般客を“すみ分け”混雑対策
06/03 17:34 配信
観光客が増えすぎることで起きるオーバーツーリズムの問題。解消のため京都で6月から新たな対策が始まりました。
京都市内の主な移動手段の1つ、バス。6月1日、新たに京都市交通局が運行する「観光特急バス」が誕生しました。
京都駅を出発し、清水寺近くの五条坂・祇園・岡崎公園・銀閣寺へ向かう便と、京都駅と五条坂を結ぶ2路線が土日祝限定で運行されます。
京都のバスといえば観光客に加え、一般客も多く利用するため車内は大混雑。停留所に遅れて到着することも多くありました。
今回のバスは一般客と観光客をすみ分けることで、バスの混雑を緩和させるのが狙いです。所要時間は最大20分短縮されるそうです。
そしてこのバス、もう1つ特徴が…
(車内アナウンス)「祇園さんと呼ばれる八阪神社は、厄除けの神様として知られ、7月におこなわれる日本三大祭りの1つ、祇園祭はこの神社のお祭りです」
車内アナウンスで各停留所の観光地を紹介。もちろん、日本語だけでなく英語でも案内があるそうです。
観光客に特化したこのバス。料金は市バスよりは少し高い500円ですが、お客さんの評価は上々のようです。
(愛知県から来た観光客)「土日とかこういう混むときだったらいいんじゃないかと思います」
(名古屋から来た観光客)「(Q.普通のバスよりも値段は高いが)全然大丈夫です。そのほうが効率的にまわれるかなと思うので」
最終更新:06/03 17:34