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　大阪府泉南市でおととし、中学１年の男子生徒が自ら命を絶った問題で、母親がきょう６日会見を開き、市や市教委に対し「事実を認めてほしい」と述べました。

大阪府泉南市立中学１年の松波翔さん（当時１３歳）は、小学生の時からいじめを受け、おととし自ら命を絶ちました。

市の第三者委員会は、先月末に公表した報告書でいじめを認定。
対応が不十分だった学校への不信感が積み重なったことなどが、命を絶った背景だと指摘しました。

市側は再発防止策をまとめる方針ですが、母親の千栄子さんは会見で、「私たち家族に向き合っていない」と訴えかけました。

（松波翔さんの母・千栄子さん）
「報告書が出て、１週間も経過しているにもかかわらず、学校側も教育委員会側も誰一人動いていないです」

千栄子さんは、報告書を受けた市側からの謝罪は「一切ない」と話しました。