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迷いクジラ“淀ちゃん”処理費 業者提示に近い8000万円で契約 大阪市の入札等監視委員会が調査結果 交渉期間の会食「看過できない重大な問題」

06/07 19:00 配信

 クジラの「淀ちゃん」の処理費用が当初の2倍以上にふくらんだ問題で、大阪市の入札等監視委員会は金額の交渉期間中に担当者と事業者が会食していたことについて「看過できない重大な問題」と指摘しました。 

 去年1月に大阪湾で死んだクジラの処理費用について、大阪市側は当初約3700万円と試算していましたが、実際に契約した金額は業者の提示に近い約8000万円でした。

 市は2月、契約に関する調査をはじめ、報告書を受け取った市の入札等監視委員会は、契約担当の職員が事業者側に酒類を提供したことを「市民の疑惑や不信を招くような行為」とし、費用の交渉期間中に会食していたことについては「看過できない重大な問題」としました。

 また、契約の過程についても「事業者が合意できる金額に近づけるための議論に終始している」としています。

 市は今後、第三者機関による調査をしていく方針です。

最終更新:06/07 19:00

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