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「変態」「きもい」叩く蹴るの暴力も・・・中2男子自殺で36件の“いじめ”認定 第三者委が調査報告 学校側の対応も問題視 兵庫・相生市

06/08 19:40 配信

 兵庫県相生市の中学2年の男子生徒が、自殺した問題で、第三者委員会は36件のいじめがあったとする調査報告を公表しました。

 相生市で去年3月、市立中学2年の男子生徒が自殺しました。

 市教委は、生徒に対する2件のいじめの報告を受けていたことから、第三者委員会を立ち上げ調査を進めていました。

 公表された報告書によりますと、男子生徒は中学1年の時、他の生徒から「変態」「きもい」と陰口を言われ、2年の時には、蹴られたり叩かれたりする暴力を受けるようになったといいます。

 第三者委員会は、これら36件のいじめが自殺の主な要因と結論付けたほか、
・教員間で情報共有がされていなかった。
・男子生徒の写真がSNSにあげられるいじめを把握しながらも、拡散を防がなかった。
などと、学校側の対応にも問題があったとしました。

(男子生徒の父親)「(学校は)むしろいじめを助長するような対応を取っていた。」

(男子生徒の母親)「学校に対し、少しでも信頼を持ってしまっていた、愚かな母だったと思います」

 報告書を受け、市教委は「結果を重く受け止め、教職員がいじめの認識を高めるよう指導していく」としています。

最終更新:06/08 19:40

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