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女児の両親「改めて不信感や絶望感」 いじめ訴えたノートに“花マル”つけて返す 市側「教員に義務違反ない」と主張 両親が損害賠償求めた裁判 奈良

06/13 18:09 配信

 「教員に義務違反はない」と反論しました。

 おととし2月、奈良市の小学校で当時3年の女子児童が、同級生から受けたいじめや「わたしはしねばいいのに」などと書いたノートを提出したところ、担任教師は花マルをつけ「You can do it!!」と書いて返しました。

 児童と両親は「学校や教育委員会が被害の申し出を信用しないなど適切な対応をしなかった」などとして、奈良市に250万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしていて13日、第1回弁論が開かれました。

 奈良市は訴えを退けるよう求め、「いじめが認定されたからといって教員に何ら義務違反はなく、市が賠償責任を負う理由はない」と主張しました。

 市の主張について児童の両親は、代理人弁護士を通じ「改めて不信感や絶望感を感じました。正しく事実が認められ、娘の残り少ない小学校生活が安心したものになることを願いたいです」とコメントしています。

最終更新:06/13 18:09

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