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阪神淡路大震災の記憶継承へ 11月から「震災30年事業」 神戸市でキックオフシンポジウム
06/14 19:29 配信
来年1月17日に阪神淡路大震災から30年となることにあわせ、兵庫県などが11月から「震災30年事業」を展開するのを前に、神戸市で14日、キックオフシンポジウムが開かれました。
兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」は、震災の記憶の継承や防災の取り組みを発信する「震災30年事業」を11月から展開します。
来年2月に「関西財界セミナー」が約20年ぶりに神戸市で開催されるほか、次の冬のシーズンに「神戸ルミナリエ」、来年9月には「創造的復興サミット」が開かれる予定です。
県は「忘れない」「伝える」など、従来のコンセプトに「繋ぐ(つなぐ)」を加えて、世代や地域を超えた継承を目指しています。
神戸市中央区で開かれたキックオフシンポジウムで斎藤知事は「子どもたちが震災のことを考える機会を作るなど、30年をきっかけに次世代につないでいく」と述べ、神戸市の久元市長は「経験した人と経験していない人が一緒に活動し、受け継ぐという努力が重要」と話しました。
最終更新:06/14 19:29