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祇園祭の伝統支える「わら縄」作りがピーク 山鉾の土台は釘使わず縄だけで固定 京都・福知山市

06/20 22:06 配信

 京都・祇園祭の菊水鉾や函谷鉾など、山鉾を建てる際に使われるわら縄作りが、京都府福知山市の製縄所でピークを迎えています。

 山鉾の土台にあたるやぐらは、釘を1本も使わず、縄だけで柱を固定する「縄がらみ」という技法で組み上げられていて、福知山市にある田尻製縄所では20年以上前から鉾建て用のわら縄を製造しています。

 主に近畿北部や山陰地方で育った米のわらを使い、わらくずを取り除いて芯のみの状態にして、専用の製縄機で強度や太さを均一に保ちながら編み込んでいきます。

 作業は6月末まで続き、約600玉を京都市内へ出荷するということです。

最終更新:06/20 22:06

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